「ハイチのマザーテレサ」と呼ばれるシスター須藤昭子医師。
「貧しい人たちを結核から救いたい」と1976年ハイチに移住、医療活動に従事してきました。しかし彼女の希望を打ち砕く出来事が起こります。
2010年1月12日「ハイチ大地震」30万人以上が犠牲になり、コレラや結核などの感染症も蔓延、シスター須藤の病院も全壊し、レントゲンの機材も壊れてしまいました。
「貧しい人が亡くなっても、お棺を作るお金もなく、段ボールに入れて埋葬することしかできませんでした」
シスター須藤は当時を振り返ります。
大地震の後、医療支援でハイチを訪れていた大類隼人医師。
患者であふれかえる医療テントで、彼もまた同じことを考えていました。
「日本では決して死ぬことのない病気で次つぎと人が死んでいく。
医師としてこんな無念なことは無い」
大切な人の死、それを見つめる家族の姿、何も出来ない無力な自分。
日本ではありえない現実がそこには広がっていました。
しばらくして、運命の出会いが訪れます。
日本から遠く離れた世界最貧国ハイチで出会った2人の日本人医師。
2人の思いは同じでした。
「変えなければいけない現実がある」
そして「Future Code~未来への鍵~」が始まったのです。
世界最貧国ハイチで出会った2人の日本人医師の想い
顧問 シスター須藤昭子医師
感染症患者であふれる医療テントと大類隼人医師



Future Code(未来への鍵)のはじまり